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連休は北へ。
「雪の為場合によっては新千歳か羽田に戻る可能性もある」
という条件付きの便は縦に横にとだいぶ振られながらも無事着陸しました。
たぶん同じ便に塾の元同僚の方が乗られてたようでした。
ご挨拶したかったのですが声をかけそびれてしまいました。
それはさておき今回は元々ゆっくりしたかったので観光要素のプランは組まずにいたのですが
そうでなくてもゆっくりせざるを得ない状況になりました。
本人は10年に1度だか20年に1度だか、とにかく極めて稀だと言っていました。
何かの流星群の観測チャンス並のその事態は
彼の風邪によるダウンでした。
元来休日はゆっくり寝たい性分ですが正午過ぎても起きたがらず
手を握るとポケットカイロに触れたかのように熱い。
額を合わせると、嫌な予感は確信に変わりました。
一人っ子で我侭放題育った私は
看病はするより断然される側でした。
おまけに人に厳しいのか冷たいのか
飲みつぶれた人を甲斐甲斐しく解放するのさえ苦手で
そんな私ですが。
柔らかくなった雪を踏みしめつつのコンビニへ
慣れない車で一人スーパーへ
買出しに行ってみたり
氷水でタオル絞ってみたり
でも布団の中がコタツのように暖かいので悪いと思いつつも足先を忍ばせてウトウトしてしまったり
日曜には回復してくれました。
「いてくれてよかった」
こんなに沁みる言葉だとは。
「行ってよかった」
と、心から思いました。
この先もできるだけ
少なくとも彼が一人のときは
次の「10年に一度」が来ませんように…。
昨日は何だか風邪っぽかったのでお茶にも出ず
薬の副作用に任せて寝たり起きたりしていました。
今日は体調も戻り、小春日和も気持ちよさそうだったので
目的を決めず車を出しました。
買い物もデトックスも気分ではなくて
ふらっと着いた駐車場は横浜美術館でした。
階段を上がると、「シュルレアリスムと美術」が開催中でした。
あの有名なマグリットの鳩の絵が《大家族》というタイトルであったことすら知らない程疎い私ですが
見ない理由もないので券を買って2階へ。
見終わった正直な感想として
脳が胃もたれ
を起こしました。
グロテスクはそれほどでもなかったのですが
現実とイメージの境界線を取っ払った作品の数々を
一つずつ真面目に見ていった為か
色々な種類のお酒を矢継ぎ早に飲まされたようでした。
こういう作品はできれば部屋の壁に一枚だけかけてあるような状態で見たいです。
…なんて知ったような口を。
とにかく
酒酔い運転は危ないので
先週行ったばかりのタワレコで酔い覚ましを。
1週間前にくまなくワンフロアを聞き回ったはずなのに今回も見つけてしまった1品。
NOUVELLE VAGUE
ROUTINE JAZZ PRESENTSの時点で間違いはないのですが
今回は待ちに待った、というか「あればいいな」が形になった作品です。
クラブジャズのコンピ。
しかも参加アーティストが
JABBERLOOPにQUASIMODEにSOIL & "PIMP" SESSIONSにあの吉澤はじめまで
垂涎ものです。
早速職人たちのジャズを聴き比べながら帰途に着きました。
胸焼けもいつの間におさまり、快適なドライブでした。
ちなみに
シュルレアリスムについて全く収穫がなかったということはなく
冒頭でも触れた《大家族》について
私は暗い世界の後ろに青空の鳩がいるのかと勝手に解釈していたのですが
鳩の頭部の立体感から
青空柄の鳩が前面に三次元として描かれており、暗い世界の方が背景であったことに気づきました。
というか今考えればどうして自分が逆に考えていたかのほうが不思議です。
金曜は久しぶりに古巣に足を踏み入れ
元生徒や元同僚との会話を楽しみました。
2人の合格話。
2ヶ月ぶりの彼女はやはり思い切り充実した高校生活を謳歌していました。
アルバイトや部活から高校生には思えないほどの経験値を積んでいましたが
お酒を飲みたがるところはお兄さんの合格祝いをした2004年の頭から全く変わっていませんでした。
そして講師になった方の彼女は、思えばちゃんと話をするのは初めてだったかもしれません。
生徒の頃から一目置かれる努力家でしたが、講師をしながらも目標を射止めてしまったその向上心に脱帽です。
こんなに家が近かったなんて。
土曜はのんびり過ごし
日曜は会社の先輩の結婚祝いを探しに横浜へ。
新しい命を宿したお腹のために
アロマと音楽を。
胎教と言えばモーツアルトでしょうが
個人的にあまり好きではないので
散々探し回った結果
自分にも欲しいCDを見つけました。
そして幸運なことに
発売したてのnujabesの新作を連れて帰ることができました。
久しぶりだとは思っていましたが
前作から4年半振りとのこと。
最高です。
特に最後、花火の音をサンプリングした「After Hanabi -listen to my beats-」は秀逸。
以前花火大会で
「花火と音のコラボレーション」みたいな感じの企画を体感しましたが
音楽が主張しすぎて
特にリズムが過剰で
「サビで乱発すればいいと思ってんじゃないの?」なんて可愛くない感想を持ってしまったことがありました。
花火を打ち上げる音から純粋に楽しみたかった私は残念な思いをしました。
そんな私に
「つまりこういう事でしょ?」
と答えを出してもらったようで
見透かされた恥ずかしさとあまりのセンスに
腰が砕けました。
実際、視聴した時に軽く眩暈が。
本当に花火に音を重ねたいのは打ち上げている時より
余韻なのかもしれません。
ラストのスターマインの高揚感を少しずつ鎮めながら
気に入った華の形を話したりしながら
頭に流れているのは正にこの感じ。
リズムに乗れるのにこのチルアウト。
たまんないです。
明日もエンドレスリピート。